ゲーム機や電化製品を充電するときに役立つのが、ACアダプターです。
ACアダプターと形状が似ている充電器との違いがよくわからないという方は多いでしょう。こちらでは、ACアダプターと充電器の特徴と違いを解説していきます。違いを理解したうえで、ご自身の目的に合った商品を選択しましょう。
ACアダプターの特徴
こちらではACアダプターの特徴を解説していきます。
・電源交流を直流に変換
アダプターは英語で「adaptor」と表記され、直訳すると「適合させるもの」という意味があります。
ACアダプターは、交流を直流に変換する点が特徴的です。商用電源は交流電圧が基本ですが、ほとんどの電子機器は直流でなければ駆動しません。そのため、交流から直流へと変換してくれるACアダプターは広く利用されています。
・安全で高性能
ACアダプターは、安全かつ適切に電子機器を駆動させる役割を担います。
スマートフォンやノートパソコンは軽量で持ち歩きやすい反面、電源が内蔵されていないためACアダプターが必要です。
また、スマートフォンやノートパソコンと持ち歩く場合には、ACアダプター自体にも高い耐水性・耐久性が求められます。現在開発されているACアダプターは、厳しい検査をクリアした高性能の商品が多いため、安心して使用できます。
充電器の特徴
バッテリーや充電池に電気を溜めるために使用されるものです。近年の充電器には、過充電や過放電を防ぐ制御回路がついています。
ACアダプターと充電器の違いについて
ACアダプターと充電器の大きな違いは、電気を蓄えるか否かです。こちらでは両者の違いや共通点を解説していきます。
・対象
ACアダプターと充電器はどちらも充電が目的ですが、その対象が異なります。ACアダプターはスマートフォンやノートパソコンなど電子機器本体にバッテリーが内蔵されているものが供給対象です。
一方、充電器はバッテリー単体が供給対象となります。例を挙げると、電気自動車のリチウムイオン二次電池や自転車の鉛蓄電池などです。
・回路
ACアダプターの場合は「変圧・整流・平滑」と3つの工程が回路に必要ですが、充電器の場合はさらに「充電制御回路」が加わります。充電器の場合は、バッテリーの過充電を防ぐためにもう1つ回路が必要です。
・端子
ACアダプターは、USBコネクタやACプラグなど汎用性のある端子を持っています。一方、充電器は対象になるバッテリーに特化した端子を持っています。特に、単体のリチウム二次電池はメーカーごとに独自の端子が採用されているため、社外品を使用できないという特徴があります。
そのため、充電器を購入するときは対応タイプの確認が大切です。対応タイプは電子機器本体や説明書、公式サイトで確認できます。
ACアダプターと充電器の違いを理解したうえで、必要なほうを選択しましょう。どちらが必要なのかわからない場合は、専門家への相談がおすすめです。また、同じ商品でも小売店と通販サイトで価格が大きく異なるため、購入前に販売価格を確認しておきましょう。
ACアダプターと充電器は、どちらもバッテリーの充電が目的です。2つの違いは、充電対象や回路、端子などです。
ACアダプターはスマートフォンやゲーム機などバッテリーを内蔵している機器の充電に利用するもので、充電器はバッテリーそのものを充電するために利用します。また、ACアダプターは利用できる端子が複数ある一方で、充電器はバッテリーに特化した端子が採用されています。違いを理解して、上手に使い分けていきましょう。
サクル本店では汎用性の高いACアダプターを豊富に取り扱っています。また、充電器やケーブル類、DCプラグ変換アダプターなども取り揃えていますので、お客様のニーズに合った商品をお探しいただけます。ACアダプターは3Vから48Vまであるため、使用目的に合わせて製品を選べます。既製のACアダプターが壊れた、紛失したなどの理由で新しいACアダプターをお探しでしたら、サクル本店をご利用ください。